【プランナーコラム29】読書の秋・食いしん坊心をくすぐるグルメ漫画3選

2018-10-26 16:53:51

毎週金曜日は個性溢れるこころキッチンプランナーメンバーによるコラムをお届けします。

今月のコラムテーマは<読書の秋・こころキッチンプランナーの食に関するオススメ本3選> ぜひお楽しみください。

 

 

こんにちは。こころキッチンプランナーの小花みさです。

前回に引き続き、「読書の秋」ということで食に関する本をご紹介させて頂きます。

今回は、食いしん坊心をくすぐるグルメ漫画をご紹介します。

私にとって「美味しそう~♡」と思いを馳せる行為は「実際に美味しい」と同等に価値があります。

この「美味しそう~♡」「どんな味だろう!」と妄想を膨らませる時間は無限の可能性に満ちた楽しい時間です。旅好きな人が、旅の計画も込みで好きなことと似ているかもしれません。

というわけで、今回ご紹介する3選は、全て実写化されている作品ではありますが、是非、想像力がフル稼働する漫画で読んでみてほしいです!

 

1. 『花のズボラ飯』久住昌之・水沢悦子

友人から私のイメージにぴったり!とプレゼントしてもらった本で気に入っています。

30歳主婦・駒沢花。夫が単身赴任なのを良いことに、お部屋は散らかり放題・おうちではだらだらごろごろ…

でも食べることにだけは情熱を燃やし、簡単だけど、誰もが「あー!絶対うまいやつ!」「そう来るかー!」と叫ぶこと間違いなしのズボラ飯の数々が登場します。

 

 

白米をどんぶりによそり、そこに手でぐちゃっと潰した豆腐を乗せ、明太子と刻み葱を。
バターをひとかけのせたら、レンジで1分。
そこにお醤油をほんの1垂らし・・・

3日目のカレーを、温めもせず、あったかいごはんにかけてまぜまぜしてかきこむ。
ルーが多く盛り過ぎて、ごはんを追加する、今度はごはんを多く盛り過ぎて、ルーを追加するの無限ループ。
炊飯ジャーとガス台を行ったり来たり。

 

 

食いしん坊としては「そうそう!」と深くうなづくシーンの数々。毎度お腹はぺこぺこです。

いかんせん、家にあるもので簡単にできるものばかりなので、読むと危険な飯テロ系漫画の代表です。

 

花のズボラ飯

 

2.  『極道めし』土山しげる

舞台は刑務所の一室。

刑務所の受刑者たちが、正月になると特別に出されるおせち料理を賭け、ショバで一番旨かった食い物の話をする。喉がごくりと鳴るような旨そうな話をした者が勝ち…

ひたすら囚人たちがおいしい食べ物の思い出を回想し語り合い、「うまそう~!!」と悶絶するという内容です。

 

 

給食の揚げパンに、冷凍みかん。
母親が作ってくれた最後のホットケーキ、
食欲を掻き立てる描写の数々。

懐かしむようにぽつりぽつりと大切に語られます。

シンプルなB級グルメ中心で読んでいるこちらまでよだれが出ます。

食べ物と切っても切り離せない懐かしい風景・人情あふれるそれぞれのストーリー。
そして、男たちの食への本気っぷりが、くすっと笑えます。

 

 

決して深刻なタッチの作品ではないのですが、

「人生の終わりにはどんな美味しかったものを思い出すだろう」

と考えさせられる1冊です。

 

極道めし

 

3.  『深夜食堂』安倍夜郎

新宿・歌舞伎町脇の路地裏にひっそりとたたずむ口数少ないこわもてマスターが1人で切り盛りする小さな飯屋。

深夜0時から朝7時頃までしか営業していないことから、人々は「深夜食堂」と呼ぶ。

メニューは豚汁定食・ビール・酒・焼酎のみだけれど、マスターが作れるものなら何でも作ってくれる。

 

 

ハムカツ、赤いウィンナー、きんぴらごぼう、肉じゃがなどノスタルジックなメニュー、

昭和風のレトロでちょっとくすみがかったような世界観、キャラクター濃い常連客たちの人間模様とがマッチしていて、たまには、こんな「ザ・居酒屋」メニューもいいなぁなんて思います。

あくまでもドラマが主軸で、その横にマスターの料理がいつもあるというバランスも好きです。

こんな食堂、あったら入ってみたい!そう思わせる作品です。

 

 

深夜食堂

 

以上、おすすめのグルメ漫画3選をご紹介させて頂きました。

今回はちょっと変化球でお届けしましたが、みなさまも是非、色んな角度から食の世界を深めてみてください。

 

※画像は各サイトよりお借りしています

 

本日のコラム担当

こころキッチンプランナー 小花みさ

Instagram: https://www.instagram.com/ohanahana_misa/

 

 

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