切り方で使用するお野菜は「長ネギ、大根、人参、玉ねぎ、しいたけ、ごぼう、キャベツ」です。上記にあげた様にそれぞれ切り方を変えてお野菜を切っていきます。

レッスンの裏側ということですが、昔からお料理教室へ通うのは好きだったのですが、いざレッスンをする立場になってみると見える景色は全然違うな。という感想でした。

まず、当たり前の事ですが食材や調味料の買い出しが朝一番に行う事です。生徒さまがいらっしゃる前にスーパーへ買い出しをします。

そしてこころキッチンに着いたら、まずはお野菜の下準備に取り掛かります。ごぼうの泥を洗い流したり、お昼ごはんの準備など。これはサポート講師が主として準備します。

レッスンボードにはレッスンのタイトルや使うお野菜、切り方を書いておきます。また1日がスムーズにいくように流れを一通りイメージしたり、レッスン前の座学や自己紹介などの練習をしています。

そうこうしているうちに、あっという間に生徒様のみえる時間になります。

私が毎回レッスンで気をつけている事があるのですが、その一つが

“笑顔でいること”です。

単純に思える事かもしれませんが、とても大切な事だと思っています。

皆さん初めての場所で緊張されている方がほとんどですので、まずはドアを開けて出迎える瞬間から笑顔でいる様にしています。

場の雰囲気は、講師や生徒様によって作られていくと思います。その為には、メイン講師である自分自身が親しみやすく心地よい雰囲気でいられるように心がけています。

そして3時間という時間を心から楽しめて「来てよかった！」と感じていただけるレッスンを目指しています。

始めの座学や自己紹介が終わり切り方実習が始まってからは、生徒さまの切り方をサポートしていきます。一人一人のペースに合わせて包丁の角度や動かし方をお伝えしています。

人数が多い時はサポート講師もお料理をしながらお客様のもとへ。

主にメイン講師はレッスンが円滑にいくように進めたり、生徒さま全体をみていきます。

サポート講師は、メイン講師がスムーズに進められるようにお野菜をだしたり片付けなどを行いつつ、時間配分をしながらお昼ごはん作りなどを行なっていきます。

毎回、”良いレッスンにしたい。”という想いがあるのでとてもチームワークが大切になってくると思います。

振り返れば今年からメイン講師としてレッスンに立たせていただくようになりました。講師業は本業の傍ら行なっており、休日に講師業をしているので、朝早く起きレッスンを終えると気が張り詰めていたのかどっと疲労を感じる時があります。

ですが、講師としてお客様の前に立たせていただき、少しずつ変化していくお客様の表情や切り方を見たり、アンケートを見て

“すごく良かったです。家で練習します。お値段以上です！”

などの言葉を頂く度に感じたことのない感謝の気持ちが込み上げてきます。

お客様が帰られた後は、レッスンの振り返りも必ず行っています。皆で意見を出し合い、次回に繋げられるようにしています。

お料理教室は、運営だったり準備だったりとても手間がかかるものなのだと思います。それでもこうしてレッスンに立てるのは、本当にお客様のおかげなのだと感じています。

そして、サポート講師がいるからこそ安心してメイン講師ができています。

それぞれに役割があり、ひとつのチームとしてより良いものにしていく。毎回その積み重ねが大切なのだと思います。

1Dayレッスンだからこそ1回しかない出会いに来てくださるお客様に感謝をしつつ、今後もより良いレッスンを心がけていきます。